2022年01月11日

樽を塗る・その二

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え!! プラスチックを木にしろだって!?

出来らあっ!


というわけで、一月ほど忘れ放置していたサイバードラゴンの樽を塗ってみました。
こういう塗装表現はやるの初めてだから不手際とかあるけど、許して!

今回はモノがでかいので、塗料節約のためにアクリジョンのレッドブラウンとウッドブラウンを買ってきました。
実験というか練習のために高価なシタデルやアーミーペインターを使うのはもったいないですし、アクリジョンの性能も試しておきたかったからです。
ちなみに、レッドブラウンは以前に購入していたのを忘れていてダブってしまった模様。
まぁ、使い勝手のいい色なのでそこまで気にする必要もない・・・ということにしておきましょう。



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まずは溝の奥とか影になる部分を暗くするために、全体にアクリジョンのつや消しブラックを塗装

よく考えたら、アクリジョンの下地としてのプライマー効果はベースカラーも普通のやつもそう変わらない(はず?)ので、最初から黒を塗っておけばよかったと思ったりとか思わなかったりとか。
まぁ、ベースカラーのグレーで塗ったときはまだつや消し黒は買っていなかったわけですが。



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お次は濃い茶色系のレッドブラウンを塗り塗り

先に塗った艶消しブラックが十分に乾燥・硬化したら、溝になった部分の黒を残すように全体をアクリジョンのレッドブラウンでざっと塗ります。
多少の塗り残しがあっても下地に塗った艶消しブラックで影ということにできるので、細かいことは気にせずにペタペタと塗ります。



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ウッドブラウンで木目を描く

下地のレッドブラウンが乾燥したら、やや明るめの茶色系のウッドブラウンで木目っぽく塗っていきます。
あとで色味を馴染ませるので、この時点では上手い下手を気にせずにざっと塗ってしまいます。
ウッドブラウンを塗りすぎたと思ったら、慌てず下地に使ったレッドブラウンで補修しましょう。



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さらに色味を追加で

ウッドブラウンが乾燥したら、今度はさらに明るめのサンドイエローで木目を追加します。
この時点では色の明暗がくっきりしすぎていても気にしない。
というより、このあとの工程で色を馴染ませるので、逆に明暗がはっきりしている方がいい感じの仕上がりになります。
細部は気にせずに、全体を見てバランスよくそれでいてランダムに塗れていればO.Kです。
ついでのついでで、補強の板の鋲をシタデルの鈍めの鉄色のリードベルチャーで塗ってみましたが、これが失敗で、この後の色味の馴染ませ&ドライブラシの過程で意味がなくなってしまいました。



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馴染ませ・その一

シタデルの濃い目の茶色系のシェイド塗料のアグラックスアースシェイドを全体にべたっと塗って全体の色味を馴染ませます。
ラッカー系やエナメル系とかだと専用の溶剤で色の境界を滲ませる技法が使えるのですが、乾燥すると下地を溶かさないエマルジョン系の塗料ではその方法は使えないので、こういった別のアプローチが必要になります。
補強板の鋲はこの時点ではいい感じ?



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馴染ませ・その二

先に塗ったシェイドが十分に乾燥してから、続けてアグラックスアースシェイドを二度塗りしてさらに色味を馴染ませます。
全体の色味も落ち着いて筆ムラも目立たなくなり、いい感じになってきたと思います。
補強板の鋲はこの時点で暗くなりすぎ?



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馴染ませ・その三

さらに色味を馴染ませるために、アクリジョンのウッドブラウンを全体に少し強めにドライブラシします。
筆は100均のメイク用のものを使用しました。
メイク用の筆は先端が丸い形状になっていて、ドライブラシした際に筆跡がつきにくいので重宝しています。
こういうタイプの模型用の筆はそこそこのお値段がしますが、溶剤を使わない今の完全水性塗料の塗装環境だと安価な水彩用やメイク用の筆が使えるので懐にも優しいのがいいですね。
この時点で補強板の鋲を塗った意味がなくなりました。



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馴染ませ・その四

さらに馴染ませるために、サンドイエローを全体に軽めにドライブラシします。
いい感じに表面が少し乾燥した風合いになったと思います。
補強板の鋲を塗った鉄色は完全に茶色に埋もれてしまいました。失敗失敗。



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ここで失敗?

欲を出して、さらに明るめのタンをエッジ部分に載せるつもりで軽めにドライブラシしたのですが、これが失敗で明るくなりすぎて見栄えが悪くなってしまいました。
教訓:何事もほどほどが肝心。



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明るくなり過ぎたら暗くすればいい

失敗を嘆いていても仕方ないので、シタデルの明るめの茶色系のレイクランドフレッシュシェイドを全体にベタっと塗ってみました。
さすがに濃い目の茶色系のアグラックスアースシェイドの3回塗りは暗くなりすぎるだろうという判断で、軽く茶色味を追加するつもりでレイクランドフレッシュシェイドにしたのですが、これが大当たりでいい感じにさらに木目の色に深みが出ました。
タンを塗って白っぽくなってしまったところも、レイクランドフレッシュシェイドの薄い茶色味を纏っていい感じに染まっています。
全体にベタ塗りするだけで誰でも手軽に色に深みと陰影を与えることができるシタデルのシェイドカラーやアーミーペインターのクイックウォッシュインクは本当に革命的な塗料だと思います。



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仕上げのドライブラシ

レイクランドフレッシュシェイドが十分に乾燥・硬化したら、仕上げに樽全体をサンドイエローでドライブラシしました。
そのあとで補強版と樽本体の色味を変えた方がいいと思い、補強版をウッドブラウンで軽くドライブラシしてみたもののあまり変化が見られなかったので、さらに濃い茶色系のレッドブラウンでエッジ部分に軽めのドライブラシをしてみましたが、こちらも見違えるような色味の変化は出ませんでした。残念。
最終仕上げとして、先に塗って失敗だった補強版の鋲をシタデルのリードベルチャーで塗装して、乾燥後に金属用万能シェイドカラーのナルンオイルを塗りました。



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これでフィニッシュ!

ナルンオイルが乾燥してから少し明るめの鉄色のアイアンブレーカーを鋲のエッジ部分に軽くドライブラシをして最終仕上げの完了! です。
樽の造形が良かったのでいつか塗装してみたいなと思っていたのですが、試行錯誤しながらにしては自分なりにいい感じに塗装できたと思います。
本当にいい勉強になりました。
そして、アクリジョンもその特性を知って使えば十分な性能を持っている塗料だということを再認識できました。

リーズナブルな価格で家電量販店のプラモデルコーナーでも気軽に買えて溶剤臭を気にせずに水だけで塗装できるGSIクレオスの水性アクリジョンはなかなかにおススメの塗料です。
できればシタデルのシェイド塗料やアーミーペインターのクイックインクウォッシュのようなウォッシュ系の塗料を発売してほしいところです。
油彩系の汚し専用塗料でMr.ウェザリングカラーというのもありますが、油彩系だけに乾燥が遅く定着力も弱いので仕上げにトップコート必須なので、アクリジョン塗料と同じ感覚で使えるウォッシュ系のアクリジョン塗料が欲しいところです。



とまぁ、こんな実験をしている暇があればプラモの積みを少しでも崩せよ! と言われそうな本日はこんな感じです。
posted by hirose at 23:12| Comment(0) | 改造日記
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