本日はWindows95時代のタイトルからしていろいろと冒涜的な響きのする18禁ゲームの「マジカル ディープ☆ワン」の紹介です
紹介記事内にえちぃ要素はありませんが、一応は18禁ソフトの紹介なので18歳以下の良い子は見ちゃだめでつよ (´・ω・`)b
ゲームタイトルに冒涜的でおぞましい存在の名が冠されていますが、可愛らしい絵柄とタイトルに「マジカル」とか「☆」が付くのでわかる通り、ごくごく普通の魔女っ子モノのADVです(←ソンナモンワカルカ!
タイトル画面
ゲームは昔ながらのごくごくオーソドックスなコマンド選択式のゲームです
ゲームのグラフィックがPC98時代の16色からWin95に移り変わって256色になった頃のゲームです
昔のゲームではありますが、XP環境下でも実行プログラムの互換性設定を256色で実行に設定してやれば問題なく動作します
ゲーム内容は魔法の国からやってきた女王候補の女の子の地上での保護者となって魔法少女の女王試験の手伝い(人助け)をするというものです
明るくコミカルなエッチでタイトルに反してコズミックホラー要素の片鱗も見えないごくごく普通の魔女っ子ADVです
一部のクトゥルフファンの間でクトゥルフネタが使われているというので有名? なゲームですが、実際にプレイしたことがあるという人は少ないと思います
肝心のクトゥルフネタ自体がゲーム内容に直接関わるようなものではなく、クトゥルフネタを知っている人がプレイすれば随所でニヤリとする小ネタ程度なので無理に探してまでプレイするようなものでもないですし
ですが、ゲーム自体は小粒ながらしっかりとした出来なので、クトゥルフネタを知っている人ならプレイしても損はないと思います(←ドッチヤネン!
あと、このゲームは主人公のセリフ以外はフルボイスなのですが、ヒロインの声が誰がどう聞いてもかな○みかさんです
それと、ヒロインのお目付け役の中の人が八尾○樹さんのように聞こえます
エロゲの声優さんは実名公表しないことが多いのですが、多分間違いなくご本人様だと思います
というわけで、かな○みかさんの可愛らしい声で「お兄ちゃん」と呼ばれたい人には絶対におススメです!
前置きが長くなりましたが、本ゲームについてちょこっと解説?
このゲームはパソコンの時代がPC98の所謂DOS時代からWin95のWindows時代に移り変わった1997年頃に発売されました
この時代、まだまだクトゥルフ神話というのはマイナーな存在で知っている人は少数派というような時代でした
それと、「萌え」という概念もまだまだ一般的ではない時代でもありました
そんな時代にクトゥルフを小ネタ程度とはいえ「萌え」のエロゲに融合させるという悪鬼のごときおぞましくも病的な所業!
おお、なんと冒涜的で忌まわしいことか!
ああ、葱に! 葱に!
とまぁ、今の時代だとクトゥルフ神話の冒涜的な存在が擬人化された萌え絵辞典が発売されたり、這い寄る混沌のニャルラトテップ様が女体化されてうーにゃーしていたりもしますが、まだまだクトゥルフ神話自体の知名度が低かったこの時代にクトゥルフネタを萌え化させたという実績は忘れてはならないでしょう
ただ、肝心のクトゥルフ神話が世間一般ではマイナーだったことと、ゲーム内容自体がそつなく作られていたもののボリュームも少なく小粒だったためにイマイチ話題にも上らずに消えていったことが残念です
生まれる時代が10年早かった佳作という感じです
肝心のゲーム内のクトゥルフネタですが、これがまたクトゥルフ神話の手法を上手く生かしていると思います
クトゥルフ神話自体が神話的な怪物や忌まわしき魔道書などの固有名詞などを複数の作家たちの間で共有化することで、作品を読んだ読者が作中で述べられたそれらの存在の作者が明言していない事象について勝手にあれこれ考察して恐怖すると言うギミックがあります
例えば、密室内で謎の変死を遂げた変死体が発見されたとして、その夜にその事件のあった一帯で原因不明の停電があったとした場合、読者はその変死体の傍に多面体の石の入った奇妙な金属製の箱が落ちているという光景を想像することでしょう
以前に紹介したPC98の同人ゲームの「HORROR OF CRIDEWELL」でもそのギミックは生かされていて、クトゥルフ神話の知識のあるプレイヤーは廃屋の二階の閉ざされた部屋と「肉眼では見えない霊的な存在を可視状態にする」イブン=グハジの粉というキーワードでプレイヤーは忌まわしき双子の兄弟とその父親の存在を想起しその後に待ち受けているおぞましき死を連想し恐怖に怯えるというわけです
逆に、何も知らないプレイヤーだとそういった小ネタに気づかずに恐怖心も煽られず「そんなに怖くなかったよ〜」という感想になってしまいます
このようにクトゥルフ神話と言うのは読者がクトゥルフ神話の知識を知っていれば知っているほど恐怖を得られるというギミックがあるわけです
クトゥルフ神話をゲーム化したTPRGの「クトゥルフの呼び声」でもクトゥルフ神話技能が上昇するとその上昇した数値分、そのキャラクターは最大正気度が減少してしまうというルールがあります
真の宇宙的な恐怖を知ってしまえば二度とその心には平穏な日常は戻らないというわけです
話は逸れましたが、本作にもそういった「クトゥルフ神話の知識があれば楽しめる」という要素が含まれています
もっとも、その多くは宇宙的な恐怖を感じるというのではなくて、「ちょっと待て!」とツッコミを入れたくなるようなものなわけですが(笑)
というわけで、以下、ゲーム内容のネタバレではありませんが、ゲーム中のクトゥルフネタのネタバレがあるので、未プレイの方は注意です
ネタバレが気になる方は自己責任でお願いします
こっちで使う名前?
海にある魔法の国からやってきた女王候補の少女、瑠璃ちゃん(C.V:たぶんかな○みか)
大いなるクトゥルフの眠る都市の名前が「ルルイエ」
余談ですが、士郎 正宗氏の名作「仙術超攻殻ORION」の舞台となる惑星の名前が「瑠璃家水天」だったりします
だからどうしたという話ですが、仙術超攻殻ORIONは名作なのでおススメです
「海の王国」といえば聞こえはいいですが、ゲームタイトルにあるあの冒涜的で忌まわしい固有名詞のことを考えたら。。。(汗)
に、にゃー様!!
別の名前って。。。千種類くらいですか? ガクブル(AA略)
瑠璃がやってきた海の国について。。。
た、タコのような。。。神。。。様。。。(滝汗)
その島を浮上させちゃらめぇ!!
クトゥルフ神話の知識があるプレイヤーにとって瑠璃の修行を手伝うということは人類を裏切る背徳的な忌まわしい行為に等しいわけです
ですがまぁ、このゲームにおけるクトゥルフネタは悪ふざけ的なフレーバーなので、瑠璃の修行が成功してもあの大陸が浮上することはない。。。と思います(苦笑)
瑠璃のお目付け役のにゃー様について
ふむふむ。。。
。。。って、這い寄る混沌!?
な〜んだ、トコロテンだったのか。。。って、違〜〜うっ!!
月は出ているか?
。。。じゃなくて、月に向かって吠えちゃらめぇ!
悪気なくあのお方を食べ物扱い。。。
瑠璃、恐ろしい子!
ジークフリード・ミュンヒハウゼン?
どこかで聞いたような気が。。。
それに銀髪の美丈夫の姿って確か。。。
!?
(画像クリックで別窓で拡大)
あー!
もしかしてあのゲームのあの人!?
あのシリーズが確か1991〜1993年発売だから、可能性としては否定できないか
でも、中の人は違うんだよなぁ
というか、こっちの中の人はあのシリーズではジークのライバル的存在の主人公だし
でもって、結局はゲーム中ではにゃー様って呼ばれるのだけどね
というわけで、意外と律儀なにゃー様でした
かな○みか声の美少女の生着替え!(ワクテカ!
そ、その呪文はらめぇ!
※冒涜的な忌まわしいクトゥルフ信者たちが大いなるクトゥルフを讃える呪文が「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」
意外と普通の格好ですね(汗)
夢の。。。交。。。信。。。!?
もしかして悪夢ですか!? ガクブル(AA略)
※大洋の底深く、呪われし都・ルルイエにて死を超越した眠りに就く大いなるクトゥルフは自らの見る夢を悪夢という形で我々人類におぞましくも冒涜的なメッセージとして送り続けているとされています
瑠璃ちゃんが地上にやってきた理由とか背景とか
願い事一つだけ叶えてくれるなら♪
って、あのお方の叶える願いって。。。(滝汗)
ちょ、そのセリフはヤバい!!
貴方の場合だと人間一人の人生を変えるというか、人間を破滅させるというか。。。(汗)
同じセリフでもクトゥルフ神話の知識がある人とない人とでは言葉の意味が180度違って見えるwww
あのお方についての知識がある自分にはこのセリフは言葉通りに素直に受け取れなかったです(苦笑)
そして深く考えずに安請け合いしてしまうクトゥルフ神話知識を持たない主人公
いいのか、本当にそれでいいのか!?
まぁ、かな○みか声だからいっかw(←ホントウニソレデイイノカ?
元来は確認のためのセリフですが、あのお方にこういう言い方をされると脅迫されていると言うか、しっかりとお役目を果たさないと後が怖い(苦笑)
そんなこんなで。。。
かな○みか声で「お兄ちゃん」キター!!(AA略)
正直、クトゥルフネタのために買っただけだったけど、これは嬉しい誤算!
これだけで十二分に元は取れた!!
当時、未開封の新品で980円だったわけだけどw
このようにクトゥルフネタを知っているといろいろとツッコミどころ満載なゲームなのでした
ネタ程度にプレイするには肩肘張らずにプレイできる手頃なボリュームなので、プレイする機会があればぜひともプレイしてみてください
こっそりおススメしておきます
とまぁ、本日は邪神的なフレーバーが隠し味の「マジカル ディープ☆ワン」の紹介でした